コーキング(caulking)は、建築物の気密性や防水性のために、施工の際にできる隙間を目地材などで充填することをいいます。
その材料であるパテなどのことを「充填材」「コーキング剤(caulking compound)」「コーキング剤(caulking agent)」または単に「コーキング」と呼びます。
コーキング剤は、「隙間を埋める粘土」のようなもので、チューブに入っているものを、専用のコーキングガンと呼ばれる注入用の道具を使って必要な分を絞り出して使います。
大きく分けると、お風呂、洗面、キッチンのような水回りの隙間を埋める屋内用のコーキングと、外壁タイルや窓や通気口の周りに使われる屋外用のコーキングにわけられます。
市販のコーキング剤を使ったコーキングについては、DIYで対応できるものもあります。
コーキングを上手に使うポイントやコーキングの作業実例は、コーキング関連情報コラムをご用意していますのでご参照下さい。
ただし、外壁のコーキングについては、専門性・難易度が高いので、慎重に考えたいものです。
コーキング剤の寿命については、外壁の場合、雨風の受け方・紫外線量といった立地環境によって大きく異なります。あくまで目安としは、早ければ5〜7年、一般的には10年前後といわれています。コーキング剤の劣化が始まると住宅全体へ大きなダメージとなってしまうので、継続的なメンテナンスが必要です。
コーキング剤が適切に施工されていると、しっかり住宅を守ってくれます。 ただし、経年劣化していくので、コーキング剤の劣化状態を知り、セルフチェックをしておきたいものです。
コーキング剤の厚みが薄くなり、擦り減っている。
正常なコーキング剤の状態は、周辺の壁やタイルなどとコーキング剤に段差を感じない状態です。
コーキング剤に細かなヒビ線や、隙間が見える。
正常なコーキング剤の状態:コーキング剤にひび線など入っておらず雨水の侵入が防げる。
ブリード現象が置きている可能性があります。
ブリード現象について、詳しくはこちら>>「ブリード現象」
コーキング剤が取れ落ちており、バックアップ材(青いテープ)が見えている。
外壁のコーキングについては、基本的にはプロの業者に依頼することをおすすめしますが、しばらくプロの業者依頼が難しい場合や、応急的な手段として、「コーキング剤の増し打ち」という方法があります。コーキング剤の欠如した部分を上からコーキング剤でかさ増しするというものです。
私たちシャープ化学工業は、コーキング剤の開発・製造・販売から、コーキング工事関連商品・コーキング剤の輸出入・コーキングのOEM加工の受託まで、コーキングにまつわる様々な業務を行っております。
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